特定技能(建設業)の申請には国土交通省から特定技能受入計画の認定を受ける必要があります。
この認定を受けるには、受入企業が建設キャリアアップシステムの登録や建設技能人材機構の会員登録が必要となります。
それぞれ解説します。
建設キャリアアップシステム
建設キャリアアップシステムでは一人ひとりの技能者に対し、IC カード(建設キャリアアップカード)を交付し、いつ、どの現場に、どの職種で、どの立場(職長など)で働いたのかを、日々の就業履歴として電子的に記録・蓄積することができます。同時に、どのような資格を取得し、あるいは講習を受けたかといった技能、研鑽の記録も蓄積できます。
こうして蓄積された情報をもとに、最終的にはそれぞれの技能者の評価が適切に行われ、処遇の改善に結びつけること、さらには人材育成に努め、優秀な技能者をかかえる専門工事業者の施工能力を見えるようにすること、また本システムが人材の育成評価に係る横断的な仕組みとなることを目指しています。
申し込み手順
- インターネットまたは郵送・窓口で申込み
- 確認・審査
- 登録料支払い
- 登録完了
- 事業者ID・管理者ID受領
登録料
資本金 | 登録料(税込み) |
---|---|
一人親方 | 0円 |
500万円未満(個人事業主含む) | 3,000円 |
500万円以上1,000万円未満 | 6,000円 |
1,000万円以上2,000万円未満 | 12,000円 |
2,000万円以上5,000万円未満 | 24,000円 |
5,000万円以上1億円未満 | 30,000円 |
1億円以上3億円未満 | 60,000円 |
3億円以上10億円未満 | 120,000円 |
10億円以上50億円未満 | 240,000円 |
50億円以上100億円未満 | 300,000円 |
100億円以上500億円未満 | 600,000円 |
500億円以上 | 1,200,000円 |
建設技能人材機構
建設技能人材機構への登録またはその正会員の団体への会員登録が必要です。
建設技能人材機構へは正会員または賛助会員となります。
正会員の場合は年間360,000円、賛助会員の場合は240,000円の会費がかかります。
その他の団体の場合はそれぞれの年会費の設定があります。
年会費はこちらの方が安い場合もあるようです(例:全国中小建設業協会 年会費36,000円)。
また、これらの会費の他、受入負担金がかかります。
対象となる特定技能外国人の別 | 1人あたり受入負担金の月額 |
---|---|
試験合格者(本機構が指定する海外教育訓練を受ける場合) | 2万円 (参考:年額24万円) |
試験合格者(本機構が指定する海外教育訓練を受けない場合) | 1万5千円 (参考:年額18万円) |
試験免除者(技能実習2号修了者等) | 1万2千5百円(参考:年額15万円) |
お問い合わせ
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